玄関は人と物が多く出入りする場所ですが、収納場所が少ないとお悩みではありませんか。最近では作り付けの下駄箱を設置して、使いやすくリフォームをする方が増えています。そこで作り付け下駄箱をリフォームするメリットや、気になるリフォーム費用について詳しくご紹介します。
作り付け下駄箱をリフォームする目的
作り付けの下駄箱にリフォームする目的として、以下のことが挙げられます。
●玄関に靴が散らからずスッキリする
●玄関をおしゃれに飾ることができる
●靴以外の収納に困るもの(傘や長靴などの雨具やキャンプ用品)がしまえる
最近では壁に作り付けの下駄箱を設置し、収納したい靴や物の量に合わせて色々なタイプが選べるようになっています。玄関ドアと素材を統一して玄関を明るくおしゃれにすることも可能なので、玄関や下駄箱の劣化にお悩みならリフォームがおすすめです。
下駄箱の種類と費用
作り付けの下駄箱には、大きく分けて以下の4つの種類があります。玄関のスペースや収納したい靴の量も考えて、どの下駄箱にするかを選びましょう。
カウンタータイプ
既製品にも多いカウンタータイプは、高さが90~110cm程度で低めなのが特徴です。作り付けの場合、収納する靴の量に合わせて幅が変えられます。靴を履いたり脱いだりする際に、天板に手をつくことができることもメリットです。既製品を設置するだけなら3万円~ですが、今ある下駄箱を撤去し、新たに作り付ける場合には4万5千円~が相場です。
フロートタイプ
下駄箱が宙に浮くように設置されているのがフロートタイプです。通気性がよくなるので、脱いだ靴や濡れた靴をすぐしまいたいという時に便利です。作り付けの下駄箱にありがちな圧迫感を減らす効果が期待できます。また、開いた空間に観葉植物や間接照明を置いておしゃれな玄関にすることも可能です。下駄箱の幅によって価格は変わりますが、14万円~が相場です。
壁面収納タイプ
壁に下駄箱を埋め込み、でっぱりをなくしたのが壁面収納タイプです。玄関のスペースを広く取りたいという場合におすすめです。床から天井まで収納ができるので、靴以外にも色々な物をしまうことができます。扉が付くと圧迫感が出てしまうのが難点ですが、扉を鏡にすれば玄関を広く見せられます。間口の広さによって費用が変わってきますが、壁内部を広げる工事の費用も含めると18万円~が相場です。
シューズクロークタイプ
土間収納タイプともいい、靴を履いたまま入ることができるスペースです。玄関にもう一つ部屋がある小部屋タイプと、ドアを2つ付けて部屋からも出入りが可能なウォークスルータイプとがあります。どちらもある程度のスペースが必要ですが、ベビーカーやスポーツ道具、アウトドアグッズなど大きな物も収納が可能です。大がかりな工事が必要となるため、設置するスペースにもよりますが30万円~が相場です。ウォークスルータイプだと50万円~かかることもあります。
後悔しない下駄箱を設置するポイント
下駄箱をリフォームで設置する場合、収納が増えても玄関スペースが狭くなることもあるため注意が必要です。後悔しないリフォームのために、事前にチェックしておきたいポイントを見ていきましょう。
収納したい靴に適した収納・構造
下駄箱に収納したい靴によって、選ぶ下駄箱のタイプは変わってきます。ヒールのある靴やロングブーツ、また長靴がある場合には、棚板が自由に変えられることに加え、高さも必要です。また高さのある靴がなくても、靴自体の数が多い場合には収納力がある下駄箱が必要です。
通気性にも考慮する
下駄箱は湿気がこもりやすいため、通気性のよさも考えておく必要があります。扉をルーバー式にする、フロートタイプの下駄箱を選ぶといった方法があります。調湿や消臭の効果がある資材を選ぶことで、より効果が期待できるのでリフォーム業者に確認してみるといいでしょう。
空間に合ったデザイン
作り付け下駄箱を設置する場合、玄関の空間に合ったデザインかどうかもよく考えましょう。どうしても収納量を優先しがちになってしまい、実際に出来上がってみるとイメージが違うといったことにもなりがちです。壁や玄関ドアと素材や色を合わせるなど、一体感のあるスペースになるよう設計段階でチェックすることも必要です。
玄関をスッキリ使いやすい空間に
玄関に物があふれていると、見た目だけでなく気持ちもスッキリしないですよね。作り付け下駄箱をリフォームで設置すれば、収納力がアップするだけでなく玄関をおしゃれな空間にすることも可能です。収納したい物によって色々なタイプがありますので、ぜひエコアートにご相談ください。お家の状況に合わせて、ぴったりなリフォームを提案させていただきます。