夏から秋にかけて、ご家庭の排水管の臭いが気になりませんか?
排水管のつまりによる臭いは本当にうんざりしますよね。
しかし、ご家庭の排水管がつまる理由がわかる人は少なく、対処しきれていないのが現状です。
つまりの原因は複数ありますが、実は正しく対処すればどんなご家庭でも排水管のつまりを改善することが可能です。
この記事を最後まで読んでいただければ、排水管がつまる原因とその対処法を知ることができます。
どうしても対処しきれなければプロに頼ることで排水管をよりきれいにしてもらうことも可能ですよ。
排水管の臭いの原因
排水管から漏れる臭いの原因の多くは「排水管の奥のつまり」です。
では、なぜ排水管はつまりやすいのでしょうか。そこには排水管の構造に詰まりやすくなってしまう要因があります。
排水管の構造
給水管の場合であれば、各家庭の蛇口へ水を運ぶために圧力をかけ、水を下から上へと運んでいます。
一方で排水管の場合、給水管とは違い圧力はかかっていません。
配管に勾配をつけることで、高い位置から低い位置へと流す仕組みになっています。
流れが滞ったとき(つまり)に圧力が掛からないので、自然に改善することが難しいです。
また排水管は、下水から上がってくる悪臭・害虫の侵入などを防ぐため、トラップ構造になっています。
トラップ構造とは上下にカーブしている構造のことをいい、以下の写真のようなものを指します。
そのトラップの中には常に水が溜まっているのですが、その部分に水に溶けないものが溜まったり固まったりすることで、詰まってしまうのです。
排水管につまりやすいもの
排水管がつまりやすい構造になっている理由は理解できたと思います。
では、どんなものが排水管に詰まりやすいのでしょうか。
具体的には以下の3点が要注意です。
・汚水
・雑排水
・雨水
順に対処法と共に解説していきます。
つまりの原因別対処法
汚水
トイレからの排水である汚水。
一度に多くのトイレットペーパーを流してしまう、食べ残しや吐しゃ物を流すなどがつまりの原因となります。
ご家庭であれば、介護用のおむつや子供の玩具、小さな爪楊枝などもつまりの原因として多いです。
ポケットから落下したものを流してしまうこともあり、不要なものを出来る限り持ち込まないことをおすすめします。
トイレットペーパーなど水に溶けるものや排泄物でも、一度に多くを流すことはやめましょう。
雑排水
キッチン・浴室・洗面所からの排水である雑排水。
油や食材のカスなどがキッチンの排水溝から排水管へと流れて、固まったものが蓄積することで、つまりが生じます。
鍋や皿などについた油分を拭き取ってから洗うなど、細かな食材カスを流さない工夫をするとつまりにくくなります。
浴室・洗面所は、流れる髪の毛や石鹸カスが排水溝のトラップ部分に溜まります。
定期的にお掃除をしないと、つまりの原因となります。市販の排水溝カバーやヘアーキャッチャーを活用するのもおすすめです。
雨水
屋根など敷地内に降った雨の排水。
落ち葉や泥・砂などが、雨樋や雨水マスから排水管へと流れ込むことでつまりが発生します。
目が届きづらいことから屋外は油断しがちです。普段から注意深く、清掃するようにしましょう。
暑い時期には臭いが排水管から上がって来ることが多く、雨や台風など気候が荒れる時期にはつまりが発生しやすいです。
排水管洗浄のプロに相談しよう
業者の対応範囲と依頼したほうが良い状況
①キッチン
キッチンは毎日、定期的に使う場所ですので、他の水回りに比べてもつまりやすいです。排水溝の汚れであれば、ご自身で掃除することでつまりが解消されることも多いです。しかし、排水管になるとご自身で掃除するのは難しいです。
排水管は普段あまり触れる場所ではないので、掃除しようとして破損をする人もいます。排水管が破損すると、キッチンが使えなくなり大規模な修繕工事になる場合もあります。排水溝の掃除でつまりが解消されない場合、排水管に原因がある場合がありますので、専門の洗浄業者にご依頼ください。
②洗面所
洗面所は洗顔・手洗いのときに出た皮脂やヘアケアで流れた毛髪などが原因でつまります。また水垢を放置していると排水口に皮脂や毛髪が引っかかるため、つまりの原因になります。
排水管のS字トラップに汚れが溜まりやすく、排水溝が狭いためご自身で掃除するにも限界があります。無理に掃除をしようとすると排水溝を傷つけてしまうこともあります。月1回程度の定期的な洗浄がおすすめです。
③トイレ
トイレがつまった場合、ラバーカップを利用することや水・お湯を流すことでつまりが解消されます。これらを利用してトイレのつまりを解決された経験のある人も多いでしょう。
ただし、いつものトイレのつまりと違う、ラバーカップでも解決されない、といった場合には無理につまりを解消しようとせずに、洗浄業者にご依頼ください。
人の手だけでは掃除できない排水管に、長年蓄積された汚れが付着しているためつまっていることもあります。定期的に洗浄することで、つまりだけではなく故障を防ぐこともできます。
④浴室
浴室は毛髪や石鹸・皮脂などによる汚れでつまることが多く、特に石鹸やシャンプー・コンディショナーは、ぬめり状の汚れになります。毛髪がそのぬめりに絡むことで、浴室のつまりが起こります。
しつこいぬめり状の汚れが排水管に付着しており、一般の掃除では解消されないことも多いためプロの業者に任せるのが得策です。
⑤屋外の排水管
家の周りには排水枡(マス)が設置されています。点検や清掃のために設置されているものです。排水桝には汚水や雨水とともに、ゴミや泥も一緒に流れます。
このゴミや泥が蓄積することが、つまりの原因です。屋外の排水管がつまると、排水が屋内に逆流してしまいます。逆流したときはもちろんですが、逆流する前に定期的に洗浄をしましょう。
まとめ
弊社では排水管洗浄を行っております。どうしてもご自身では解決できないつまりや、お家の中の排水管を一気に綺麗にされたい方は是非ご利用ください。また、排水管が汚れる前に定期的なクリーニングを推奨しています。ぜひ、一度ご検討ください。