「玄関に土間を設けておしゃれにしたい」と考えて、玄関土間へのリフォームを検討する方は少なくありません。土間スペースを設けることで収納場所として活用できます。
今回は、玄関に土間を作るメリットを紹介します。またリフォーム時のポイントや費用相場まで紹介するので、ぜひ参考にしてください。
玄関に土間をつくるメリットは?
玄関に土間を作ることには、さまざまなメリットがあります。以下では主に3つのメリットについて紹介します。
人が多いときに出入りしやすい
玄関に土間スペースを作ることで、人が多いときでも出入りがしやすくて便利です。玄関スペースを広く持てるため、人が混雑することなくスムーズに出入りが行えます。親戚の集まりや大人数の友達を招待するときに便利です。
また、家族が多いご家庭も外出時に玄関で混雑せずに済みます。朝の急いでいる時間にスペースの取り合いで喧嘩することもないでしょう。
趣味のものや大きな荷物を収納できる
玄関に土間スペースを作る最大のメリットは、収納として活用できることです。土間スペースを設けることで、趣味のものや大きな荷物を収納できます。
たとえば、サイクリングを趣味としている方は自転車の収納場所に活用できます。屋外に置かずに済むので錆びの心配がありません。また汚れを室内に持ち込まずに済むため、室内の収納に少し抵抗のあるものでも気にせずに収納できます。
他にも自転車をメンテナンスする道具や、普段使わないキャリーケースなどの大きな荷物の収納場所として活用できます。収納スペースが足りない方も安心して収納できるでしょう。
開放的な空間を感じられる
玄関土間にリフォームすることで玄関を開放的な空間にしてくれます。一般的な玄関は、狭く閉鎖的な雰囲気になりがちです。しかし、玄関に土間スペースを設けることで広々した空間に変えることができます。
また、合わせて窓を取り入れると光が差し込んで明るい空間にしてくれます。同じ広さの玄関でも日差しが入ることで、広々した開放的な空間に仕上げてくれるでしょう。
玄関土間リフォーム時のポイントは?
玄関土間のリフォームを成功させるにはポイントがあります。ここでは、3つのポイントを紹介します。
どのくらいの広さにするか
玄関土間リフォームを行う際は、どのぐらいの広さにするのか検討しましょう。広さをよく考えずに決めてしまうと、後々スペースが足りずに後悔することになります。
広さを検討するうえで「何を収納したいか」「出し入れに必要な広さはどのぐらいか」によって決めるのがおすすめです。
たとえば収納場所として使いたい場合に、趣味の道具やベビーカーなど収納したいものに合わせて広さを決めます。
また、収納したものの出し入れに必要なスペースを合わせて考慮することで、十分なスペースを確保することが可能です。計画的に広さを決めることで、スペース不足に悩まされることがないでしょう。
どんな床材を使用するか
土間スペースにはさまざまな床材があるので、どんな床材を使用するのか決める必要があります。以下に主な床材を4つまとめました。
・コンクリート
・モルタル
・タイル
・天然石(大理石・御影石)
最近人気が高いのがモルタルです。モルタルはコンクリートに比べてさらっとした仕上がりになるので、室内の雰囲気に向いています。また、値段も他の床材に比べて比較的安価に施工できます。
一方でタイルや天然石はデザイン性に優れています。自分の好みに合った色やデザインが用意されているので、おしゃれな空間に仕上げたい方におすすめです。床材によって特徴が違いますから、自分に合った床材を選びましょう。
信頼できる業者に依頼する
玄関土間リフォームを成功させるためには、信頼できる業者に依頼することも大切です。土間スペースの出来は、職人の技術によってまちまちです。そのため、同じ床材であっても仕上がり方が変わってきます。
信頼できる業者を探すには、業者のHPで過去の施工事例を見るとよいでしょう。施工事例と自分とイメージしたリフォームが合うようであれば、施工後にイメージと違うといったトラブルが避けられます。
玄関土間リフォームの費用相場
玄関土間リフォームの費用相場は以下の通りです。
床材 | 1㎡当たりの費用相場 |
モルタル | 約2,000円〜5,000円 |
コンクリート | 約6,500円〜13,000円 |
フロアタイル | 約4,000円〜5,000円 |
大理石・御影石 | 約18,000円〜20,000円 |
玄関土間リフォームの費用は土間の広さや床材によって大きく変わります。たとえば、6㎡の土間にモルタルを施工する場合は約1万2千円~3万円程度の費用です。
一方でコンクリートを施工する場合は、約3万9千円~7万8千円とモルタルに比べて約2万7千円~4万5千円も費用が高くなります。選ぶ床材によって大きく費用が違うため、床材を選ぶ際は予算と相談する必要があるでしょう。